水漏れ・トイレのつまりの
お役立ち情報
公開日:2025.03.31
トイレで水漏れが起こるケースといえば、タンクやパイプからの水漏れが有名ですが、ウォシュレットから水漏れしてしまうというケースもあります。
あまり聞いたことがないという方のために、ウォシュレットから万が一水漏れしてしまった際に役立つよう、対処方法について解説してまいりますので、ぜひご参考ください。
一般的にウォシュレットという名前で知られていますが、温水洗浄便座を指しています。
日本では、今や商業施設などにはもちろんのこと、最近は家庭での普及率もかなり上がっているので、ウォシュレットが付いているご家庭も多いのではないでしょうか。
ウォシュレットは、男性の肛門部を洗うことや女性の局部を洗うことができるほか、便座を温めることやおしりを温水で洗浄した後、熱風で乾かす機能、脱臭機能などが付いているものです。
ウォシュレットには、瞬間式と呼ばれるものと貯湯式と呼ばれるものがあり、瞬間式はセラミックヒーターを使用した熱交換器を通して水を温めることができるタイプで、貯湯式は専用タンクに一定量の水を常時温めておくことができるものがあります。
ウォシュレットにおいて、水漏れが起きる箇所はいくつかあります。
洗浄ノズルや給水フィルター、温水タンクなどです。
今回はこの中で代表的なものだけご紹介していきます。
一番ウォシュレットで起こりやすいのが洗浄ノズルからの水漏れですので、対処法は覚えておくと便利です。
洗浄ノズルから水漏れするのは、洗浄ノズルや内部にあるバルブユニットの汚れや水垢によって劣化するのが原因です。
洗浄ノズルを掃除してみると良いでしょう。
ノズル掃除ボタンを出すことでノズルが出てきますので、中性洗剤と掃除用シートなどで汚れなどを拭き取りましょう。
シートは、流してしまうとつまりの原因になるので、袋に入れて廃棄しましょう。
掃除しても解消されない場合、電気回路自体が故障してしまっている場合がありますので、このような時は速やかに修理業者やメーカーに問い合わせましょう。
給水管がウォシュレットに接続されている箇所をチェックしましょう。
給水フィルターも水垢やごみが溜まりやすいので、つまってしまうおそれがあり、水漏れする可能性があります。
給水フィルターを外して分解し、ブラシなどでこすると目詰まりになった部分が解消されて水漏れトラブルも合わせて解消できるでしょう。
貯湯式の場合にお湯を貯めておく温水タンクがあります。
ここから水漏れするケースもあります。
電気が通っている箇所ですので、電気系統が故障しているケース、ゴムパッキンが劣化していることで水漏れしていることが多いです。
電気系統については、素人が触ってしまうと非常に危険ですから、個人で分解することはおすすめできません。
温水タンクから水漏れしている段階ではプロに依頼するのがベストですので、修理業者やメーカーに修理を依頼するようにしましょう。
ウォシュレットの横に操作パネルが付いていますが、このパネルの下や横に給水管が便器につながっている箇所があります。
こちらに円形のユニットが付いており、水抜き栓と呼ばれるパーツです。
ウォシュレットの横あたりから水漏れしている場合は、水抜き栓から水漏れしていることが予想されます。
水抜き栓にひびが入っている場合やOリングが劣化していることで水漏れが発生します。
水抜き栓からの水漏れは、止水栓をいったん閉めて電源を抜き、水抜き栓の緩みがないかチェックしてください。
緩んでいる箇所を締める場合は、マイナスドライバーなど専用工具などを使って締めましょう。
水抜き栓が緩んでいない場合は、交換が必要となりますので、修理業者やメーカーに問い合わせて交換すると良いでしょう。
いかがでしたか。
今回はトイレのウォシュレットが水漏れしてしまった時の対処法について、原因と合わせて解説いたしました。
万が一水漏れした場合は、どこから水漏れしているのかをよく観察し、適切な方法で対処しましょう。
電気系統がつながっている箇所は、無理に触るのではなく、修理業者に速やかに依頼するのがベストですので、その点も考慮して対処してください。