水漏れ・トイレのつまりの
お役立ち情報
2023.05.22
配管の水漏れを発見したときは、被害が広がらないように応急処置として補修材の活用が有効となります。
この記事では、「パテ・水漏れ専用補修テープ」の補修材について特長や使用上の注意点などを解説していきます。
補修材は一時的な対策はできますが、完全に直すには専門業者の修理が必要です。
補修したあとは、水漏れ原因を根本的に解消するために、早めに専門業者に連絡しましょう。
パテとは粘土状の補修材で、水漏れ防止でも使われるペースト場の充填材です。配管の傷やひびの上に貼り付けるように盛って水漏れを補修します。パテは種類が豊富なため、使用する場所によって適切なパテを選ぶ必要があります。また、パテは「上塗り・中塗り・下塗り用」の3種類に分かれているので、購入の際は注意しましょう。
パテが有効な水漏れの場所は、トイレや洗面所にあるシンクのひび割れや浴槽のひび割れなどです。水がチョロチョロと漏れているなどの軽い水漏れのときは、パテが有効です。
・止水栓や元栓を閉める
・補修する部分の水分や汚れをしっかり拭き取る
・手袋やマスクを装着し、取扱説明書で指示されている通りに練る
(パテを必要な量だけ出し、少し温まるまでパテを練り込みましょう)
・補修したい箇所に、固まるまえに素早くパテを押し込むように盛る
水漏れ専用補修テープは防水性を持つテープで、配管の水漏れ箇所に巻き付けて補修します。合成ゴムでできている、伸ばして重ねるとテープ同士がくっつく「自己融着テープ」、高い防水性があるクラフトテープのような形状の「防水補修テープ」、シリコンゴム製の、食品包装用のラップのようなテープ同士がくっつく「水道用ラップテープ」などがあります。補修テープを選ぶときは「配管の形状に合わせた幅」「補修のしやすさ」「片面タイプ」などに注意して選びましょう。
幅広の補修テープはシワができやすく隙間から水漏れするので、凹凸の多い部分には向きません。凹凸や曲線がある箇所には、幅の狭いテープが有効です。また、テープの隙間から水漏れしないよう、引っぱりながら巻いて、広範囲を覆うように周辺まで巻きましょう。
・止水栓や元栓を閉める
・補修する部分の水分や汚れをしっかり拭き取る
・必要な長さにテープをカットする
・水漏れ部分の周りから、テープを引っぱりながらきつく巻き付ける
(強度を上げたい場合は上からビニールの粘着テープなどを巻き付ける)
水漏れ・漏水についてよくある質問(東京都水道局)
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/faq/qa-7.html
配管の補修では、まず水漏れ部分の止水栓や住宅の水の元栓を閉めましょう。止水栓や元栓を閉めずに作業すると、給水管から水が噴き出すおそれがあります。栓を閉めたら、補修部分の水分や汚れを落としましょう。そして、補修部分に合った補修材で応急処置をします。
配管の水漏れ補修は、あくまで応急処置なので、根本的な解決にはなりません。症状が深刻になる前に専門業者へ修理を依頼しましょう。