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公開日:2025.06.24

【プロが解説】キッチン 水漏れで床が!放置すると危険?原因と修理費用

キッチンの水漏れによって床が濡れてしまった時、「原因は何か」「修理費はいくらかかるのか」「放置でどんなリスクがあるのか」など、不安や疑問は尽きません。本記事では、よくある原因や危険性、適切な対処法、費用相場、さらに予防策までプロの視点で徹底解説します。原因を正しく知り、早めの対応で被害やトラブルを防ぐことが重要です。

キッチン・台所の水のトラブル | トイレつまり・水漏れ・排水溝のつまり等の修理なら大阪・東京の株式会社アクアサービス

1. キッチンの水漏れで床が濡れる主な原因とは

キッチンの床が水浸しになる水漏れトラブルは、生活の中で突然発生することが多く、日常生活や住宅自体に大きな影響を与えます。ここでは、実際に多く発生している主な原因について詳しく解説します。

1.1 蛇口や水栓からのトラブル

蛇口本体や水栓金具の劣化・パッキンの摩耗が、キッチンにおける水漏れの代表的な原因です。特にTOTOやLIXILといった国内メーカー製の古い水栓の場合、パッキンやカートリッジ内部の消耗が進み、水が止まらず滴り続けることがあります。この状況が続くと、水が流し台の外まで伝い、キッチンの床にまで広がるケースもよく見られます。

1.2 排水管・排水ホースの破損や劣化

シンク下に設置されている排水管や排水ホースは、見えづらい部分であるがゆえに劣化や破損に気づきにくい箇所です。ホースのひび割れ・継ぎ手部分の緩み、樹脂製部品の経年劣化などが主な要因です。汚れやつまりが発生することで圧力が高まり、排水がオーバーフローして床まであふれてしまうトラブルも。特に集合住宅では下階への被害拡大にも直結します。

1.3 給水管の接続部のゆるみや老朽化

キッチンの裏や床下にある給水管は、振動や配管自体の老朽化によりナット部分が緩むことがあります。接続部の緩みやパッキンの劣化が生じると、使用していないときでもわずかな水滴が漏れ出し、長期間気づかず床が湿ってしまうことがあります。配管が金属製の場合はサビによる腐食も見逃せません。

1.4 食洗機や浄水器からの水漏れ

ビルトイン食洗機(パナソニック・リンナイ製など)、または後付型の食器洗い乾燥機やシンク下に設置するタイプの浄水器は、配管の接続不良や機器内部の経年劣化が原因で水漏れを起こすことがあります。取り付け時の施工ミスや、ホースの脱落・破損も典型的な原因です。これらは短時間で大量の水が漏れる場合が多く、キッチンの床全体が水浸しになりやすいので特に注意が必要です。

原因主なトラブル発生箇所特徴
蛇口・水栓の劣化シンク上部・水栓金具周辺ポタポタと水が垂れ続け、やがて床まで流れる
排水管・排水ホースの破損シンク下・床下目視しづらく気づきにくいが、床へ直接漏れ出す
給水管接続部のゆるみ床下・シンク裏わずかな水滴が長期間かけて床を濡らす
食洗機・浄水器のトラブル機器接続部分・シンク下一気に大量の水が漏れ、床が水浸しになることも

キッチンから突然の水漏れ!自分でできる対処方法はある?

2. 床まで広がる水漏れが招くリスクと放置の危険性

水漏れが招くリスクと放置の危険性

2.1 カビや腐食、異臭など衛生面のリスク

キッチンの水漏れが床まで広がると、水分を多く含んだ床下や床材にカビが発生しやすくなります。カビは繁殖力が強く、目に見えない床下や壁内部にも広がる可能性が高いです。カビ由来の胞子や異臭が室内空気中に漏れ出すことで、アレルギーや喘息など健康被害を引き起こすことがあります。特に小さなお子様や高齢者、ペットがいるご家庭では十分な注意が必要です。また、木材や構造材が長期間水分を含むと、腐食やシロアリ被害の温床となり、家屋の耐久性低下やリフォーム費用の増加につながるリスクも高まります。

2.2 床材・フローリングの損傷や張り替えリスク

水漏れがフローリングやクッションフロアにまで達すると、床材の浮き・反り・変色、黒ずみといったダメージが発生します。長時間水に浸された状態が続くと、床材が膨張したり、割れてバリアフリー性能が損なわれることもあります。表面だけでなく、下地合板や断熱材にも浸水する場合は部分補修では済まず、床全体の張り替えや大規模な修繕が必要になるケースが多いです。これにより万円単位ではなく数十万円規模のコスト負担になる恐れがあります。

被害箇所主なリスク修繕の規模
フローリング表面変色・表面の浮きや反り部分補修も可(状況による)
床下合板・下地腐食・重度の変形床全面張り替え、下地交換
断熱材・根太カビ・劣化・構造耐力低下大規模な解体・再施工

2.3 階下への漏水とご近所トラブル

集合住宅の場合は特に、床の水漏れが階下へ染み出し、天井シミ・漏電・壁紙剥がれなど下階住戸に多大な迷惑をかけることがあります。これによる損害賠償やクリーニング費用の請求、ご近所トラブルの原因となるリスクが高いです。水漏れを放置して影響が広域化した場合、火災保険や賠償責任保険が適用されないケースや、自己負担が大きくなることもあるため早期の対応が不可欠です。

特にマンション管理規約では、専有部分での設備不良による漏水は所有者負担となることが多いため、事案発覚後は速やかに管理組合や下階住戸へ連絡し、トラブル拡大を防ぐことが重要です。

3. キッチンの水漏れ発生時の初期対応方法

キッチンで突然水漏れが発生した場合、被害を最小限に抑えるためには落ち着いて迅速に対処することが重要です。この章では、緊急時に自分で行える初期対応の手順と注意点について解説します。

3.1 元栓の止水作業の手順

まず最初に行うべきことは、水道の元栓(止水栓)を確実に閉めることです。これにより、水漏れの拡大を防げます。キッチンの止水栓はシンク下や床付近にあることが多く、マンションの場合は玄関横のパイプスペース内に設置されている場合もあります。

手順ポイント
1. キッチン下や外のパイプスペースを確認する止水栓の位置を把握しておく
2. 止水栓を時計回りにしっかり回して止水するハンドル型・ドライバー型など形状に注意
3. 水が止まったか蛇口や漏れていた箇所を確認止まらない場合は外の大元のバルブも閉める

止水作業を怠ると、床や家財への被害が急激に拡大するため、必ず最初に実施しましょう。

3.2 水漏れ箇所の応急処置方法

止水後は、水漏れの元となった箇所を応急的に保護する必要があります。下記の方法で、二次被害をできる限り防止しましょう。

応急処置法方法の概要
タオルや雑巾で水気をふき取る床の水をすばやく吸い取ることでフローリングや下地の劣化・腐食を防ぐ
防水テープで一時的に補修漏れている配管やホースに防水粘着テープやゴムテープを巻き、一時的な水漏れ防止に努める
バケツや洗面器で水を受ける漏水箇所の下に設置し、どうしても漏れが止まらない場合の被害拡大防止策

応急処置後も、床下やシンク下の奥に水が染み込んでいるとカビや腐食の原因になるため、しっかりと乾燥させることが重要です。

また、感電ややけどのリスクがあるため、電気器具やガス器具周辺に水がかかった場合は使用を中止し、コンセントやガス栓も必要に応じて外してください。詳細は水が止まらない|水道のトラブル|東京都水道局のページでも紹介されています。

4. 自分でできる水漏れ修理と専門業者の必要性

自分でできる水漏れ修理

4.1 自力で直せる軽度のトラブル例

キッチンの水漏れには、ご家庭でも対応可能な軽度のトラブルがいくつかあります。たとえば、蛇口のパッキン劣化やナットの緩み、排水トラップ部分からのわずかな水漏れなどは、道具と手順を守ればご自身でも修理可能です。ホームセンター等で市販されている交換部品(パッキンやOリング)、工具(モンキーレンチやドライバーなど)を用意してください。

【自分で対処できる主な原因と対応例】

症状主な原因応急対応・修理方法
蛇口の根元から水が滲むパッキンの劣化やゆるみパッキンやカートリッジの交換
水栓の締まりが悪いナットの緩みナットを締め直す
排水トラップ付近からの水漏れゆるみやパッキンの劣化パッキンの交換、接続部の増し締め

作業前には必ず水道の元栓を閉め、メーカーや自治体の公式サイトなどで手順を確認した上で慎重に作業を行いましょう。

4.2 プロに依頼すべき水漏れのケース

水漏れの状況によっては、専門の水道修理業者へ依頼することが安全かつ確実です。下記のようなケースでは、無理に自己修理を試みることで、症状が悪化し高額な修理費用や住宅トラブルに発展するリスクがあります。

状況主な理由推奨される対応
床下や壁内からの水漏れ配管の破損・腐食専門業者への調査・修理依頼
急に大量の水があふれた給水管、排水管の損傷元栓を閉め速やかに業者へ連絡
床や天井にシミができている広範囲への漏水で建物への被害拡大建物管理会社や専門業者へ相談
マンション等で階下への漏水が疑われる賠償責任や近隣トラブル発生の恐れ管理会社・大家・業者に早期連絡

給水管や排水管の継手からの水漏れ、床下浸水、壁の中の漏水は個人での修理は困難で、かえって被害を拡大させてしまうこともあります。東京ガスや各自治体の水道局の公式ページなどでも、重大な漏水や自力修理で直らない場合の迅速な業者相談が推奨されています。

大阪市水道局
東京都水道局

4.3 失敗例や注意点

家庭でのDIY修理は手軽な反面、間違った作業や道具選びで症状を悪化させる恐れがあります。以下はよくある失敗例と注意点です。

  • 適合しないパッキン・部材の使用で逆に水漏れが悪化した
  • 過度な締め付けで部品や配管を破損させてしまった
  • 水を止めずに作業し、床に水が広がってしまった
  • 専門知識が不足したまま分解作業を進め、元に戻せなくなった

交換部品は必ずメーカー品番やサイズを確認の上で正しいものを選びましょう。また、分解が不安な場合や作業マニュアルを確認できない場合は、無理をせず専門業者に依頼してください。

万が一失敗した際は、その旨を正直に業者へ伝えることで、より適切な対応を受けやすくなります。

5. キッチン水漏れ修理の費用相場と見積もりのポイント

キッチン水漏れ修理

5.1 蛇口・シンク周りの修理費用

キッチンの蛇口やシンク周辺からの水漏れの場合、修理費用の多くは内部パッキンやカートリッジの交換、部品の取替えが中心となります。一般的な費用相場は、作業費込みで5,000円~1万5,000円程度です。国内メーカー製(LIXIL、TOTO、KVK、SAN-EIなど)の部品が使用される場合、部品代が若干増減することもあります。シンク下の排水栓の水漏れは、パッキン・ゴム栓などの交換で収まる場合が多いです。

修理箇所主な内容費用目安(税込)
蛇口本体パッキン・カートリッジ交換5,000~12,000円
シンク下接続部締め直し・部品交換6,000~15,000円

5.2 排水管や床下の修理費用

排水管や床下での水漏れは、漏水個所の特定作業や配管の一部交換、さらには床材の部分的な修繕が必要となるため、修理費用は高くなりがちです。特に、床下に水が回った場合や、腐食による二次被害が生じているケースは費用が高額化します

修理箇所主な内容費用目安(税込)
排水管交換部分的な交換・補修15,000~40,000円
床下点検・処置漏水調査・清掃・防カビ処理10,000~30,000円
大規模な配管工事配管全体交換・床材補修込み50,000円以上

5.3 リフォームや床材の張り替え費用

水漏れによって床材やフローリングが著しく損傷し、張り替えやリフォームが必要となった場合、それにかかる費用は規模や使用する材質によって大きく異なります。一般的にはフローリングの部分張り替えで3万円~10万円程度、全面張り替えや断熱材・下地交換を伴う大掛かりな修繕では10万円~30万円以上かかることもあります

内容主な範囲費用目安(税込)
フローリング部分張り替え1~2畳30,000~80,000円
フローリング全面張り替えキッチン全体100,000~300,000円
断熱材・下地修繕床下全体50,000~200,000円

5.4 火災保険や住宅保険が使えるケース

キッチンの水漏れが予期せぬ事故(例:配管の凍結・破損など)による場合、加入している火災保険や住宅総合保険で修理費用を補償できる場合があります。保険の適用には、事故の原因・発生状況の確認、写真による証拠提出、工事見積書の提出が必要です。経年劣化や故意・過失などの場合は補償対象外となりますので、必ずご自身の保険契約内容を確認しましょう

  • 漏水による床や壁の損傷時は「水濡れ損害特約」が適用となるケースが多いです。
  • 設備自体の修理費用は補償外となる場合があるため、事前に保険会社や参考:日本損害保険協会でご確認ください。

5.5 見積もりを取る際のポイント

修理業者に依頼する際は、必ず複数社から見積もりを取り価格や内訳を比較することが大切です。金額だけでなく、作業内容・部品代・出張費・追加作業費の有無なども必ず確認しましょう。見積もり内容で不明瞭な項目があれば遠慮なく質問してください。

  • 「出張費無料」とある場合でも、追加の部品交換や床下作業が必要になると別途費用が発生することがあります。
  • 悪質な業者による高額請求トラブルも報告されています。不安な場合は、国民生活センターなどの公的機関への相談も検討しましょう。

修理の範囲や必要な工事によって費用は大きく変動するため、信頼できる業者選びが最も重要です

6. キッチンの水漏れや床トラブルを予防するための日常メンテナンス

日常メンテナンス

キッチンの水漏れや床トラブルは、日々のちょっとした点検や手入れを継続することで高い確率で未然に防ぐことができます。以下に、具体的なチェックポイントや実践しやすい予防策を解説します。

6.1 定期的な点検とチェックリスト

水漏れや床の損傷を防ぐためには、定期的な点検を行い、異常の早期発見に努めることが大切です。最低でも月に一度は、以下のポイントを確認することをおすすめします。

点検部位チェック内容異常時の対応例
蛇口・水栓ぐらつき・水漏れ・パッキンの劣化増し締め、パッキン交換
排水管・ホース接続部のゆるみ・ひび割れ・サビ接続の確認・部品交換
給水管まわり結露・水垢・水漏れ拭き取り、配管テープ補修
シンク下収納内水濡れ跡・カビ臭・床材の変色乾拭き、カビ取り剤利用、換気
床・フローリングたわみ・浮き・しみ原因の水分除去・修理依頼

このチェックリストを活用し、気になる変化があった場合は早めに対処することが、被害拡大を防ぐポイントになります。

6.2 簡単にできる予防法

キッチンの水漏れを予防するためには、毎日のちょっとした心がけや家事のついでにできる予防策を取り入れることが効果的です。

  • 蛇口や水栓のレバーは、強く締めすぎず適切な力で締める
  • 排水口にゴミ・油分を流さず、こまめに掃除する
  • 排水トラップや排水ホース周辺に異物を置かない
  • 定期的に食洗機・浄水器のホースや接続部分をチェックする
  • シンク下や床に水滴やしずくが落ちていないか確認する
  • 冬場の凍結防止のため、夜間は給水管内の水抜きを行う

また、市販の浸水防止マットや防カビシートをシンク下や床材の上に敷いておくだけでも、床材の傷みやカビの発生を軽減する効果があります。

6.3 プロによる定期点検の活用

自分での点検・メンテナンスに加えて、年に1回程度は、専門業者による水回りの総合点検を受けることで、見落としがちな劣化や異常を早期発見できます。特に築10年以上の住宅や、過去に水漏れを経験したことがある場合は、専門家の目による診断を推奨します。

専門業者の定期点検については、各サイトなどで詳細や事例が公開されているため、参考にしてください。

厚生労働省:水道施設の点検を含む維持・修繕 の実施に関するガイドライン

国土交通省:上下水道:水道施設の点検を含む維持・修繕

6.4 家族みんなで水回りを大切に使う意識を

キッチンの水漏れや床トラブルを根本的に防ぐには、家族全員が水回りを丁寧に扱うこと、使い方のルールを共有することも重要です。

たとえば、小さなお子さまにも水遊びや過度な水流を避けるよう伝える、ゴミや油を流さない家庭内ルールを周知することで、予防効果を高めることができます。

7. まとめ

キッチンの水漏れで床が濡れる原因には、蛇口や排水管の劣化、接続部のゆるみなど多数あります。放置するとカビや床材の損傷、階下への被害につながり、修理費用も高額になる恐れがあります。早期発見と応急処置、定期的な点検でトラブルを未然に防ぎましょう。

こちらのコラムの監修者

水道局指定工事店 株式会社アクアサービス

株式会社アクアサービス 株式会社アクアサービス X(twitter)アカウント
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