水漏れ・トイレのつまりの
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公開日:2024.11.15
キッチンで水漏れが発生してしまったらどのように対処すれば良いのでしょうか。
大量の水漏れで床がびしょびしょになっているような状態ならば、業者さんに修理をお願いするのが安心でしょう。
ただ、それほど水漏れの量が多くない場合は、費用のことなどを考えると、自分で直してしまいたいと考える人も多いと思います。
そこで、ここではキッチンの水漏れについて自分でできる対処法をご紹介します。
キッチンで発生する水漏れの多くは、次のような原因によるものです。
自分で水漏れを直す場合は、まずどのような原因で水漏れが発生しているのかを突き止めることが重要になります。
キッチンの下部、シンク回りから水が漏れている場合、排水管になんらかの不具合が生じている可能性があります。
現在使われている排水ホースの多くは塩化ビニル製で丈夫なものですが、それでも10年、20年と長い間使い続けていると、排水ホースがひび割れてしまったり、穴が空いてしまったりすることがあるのでチェックしてみましょう。
シンク下から水が漏れている場合は接続部品の劣化や緩みが原因となっているケースもあります。
シンクと排水管をつなぐ排水トラップや排水ホース、防臭キャップといった部品はナットで接続されていますが、そのナットが長年使用しているうちに自然に緩んでしまうことやナット内部のパッキンが劣化して隙間が生じてしまうことがあります。
水漏れが接続部分で生じている場合には、接続部品の劣化や緩みを疑ってみましょう。
排水トラップ周辺から水漏れが発生している場合は、排水管がつまってしまっているかもしれません。
シンクから水を流した時に汚水が逆流してきた場合や流れが悪い時は、その可能性が高いと考えられます。
つまったまま長期間放置してしまうと、最悪の場合は排水管が抜けてしまって大量の水漏れが発生してしまうので注意が必要です。
蛇口を固く閉めてもポタポタと水が漏れてくるならば、蛇口の破損やパッキンの劣化が考えられます。
混合水栓ではレバーの下から水が漏れることがありますが、この場合はバルブカートリッジと呼ばれる部品に問題が発生している可能性が高いです。
それぞれの原因に応じた対処法をご紹介します。
軽微な水漏れであればパーツの交換など、簡単な作業だけで水漏れを修理することが可能です。
工具やパーツもホームセンターなどで簡単に手に入れることができます。
なお、作業をする場合には必ず元栓を閉めてから行いましょう。
排水ホースにひびや穴が空いて水漏れが生じている場合、ひびや穴が小さいものであれば防水テープで破損部分をぐるぐる巻きにするだけでも水漏れを止めることができます。
ただし、そのまま使い続けているとひびや穴がどんどん大きくなってしまい、最終的には再び水漏れが起こってしまう可能性が高いので、万全を期すならば新しいホースに交換してしまうのがおすすめです。
ホースはホームセンターで購入できるので、お使いのサイズに合ったものを購入するようにしましょう。
排水トラップの接続部分から水漏れが見られる場合、まずはつなぎ目が緩んでいないかチェックしてみましょう。
もしも緩みが原因であればレンチでナットを締め付けるだけで水漏れが解消します。
緩みがないようであればパッキンの劣化の可能性が高いので、パッキンを新しいものに交換します。
パッキンのサイズにはいくつか種類があるので、購入の前にサイズをしっかりと確認しておくことが大切です。
この時、排水ホースの中に水が溜まっていることがあるので、バケツなどを用意して水を受け止めることができるように準備をしておきましょう。
排水管のつまりが原因の場合、軽微なつまりであれば排水管洗浄剤を使用することでつまりを解消することができます。
ただし、頑固なつまりの場合は洗浄剤を使っても解消することが難しいケースがあります。
その場合は、高圧洗浄などが必要となるため業者さんに依頼したほうが良いでしょう。
蛇口の吐水口部分から水がポタポタと漏れている場合はパッキンの劣化が考えられるので、パッキンを新しいものに交換することで水漏れを止めることができます。
混合水栓のレバー部分からの水漏れはバルブカートリッジの交換が効果的です。
新しいものはホームセンターで購入することができるので、型番をチェックして購入しましょう。
作業自体はそれほど難しいものではなく、レバーを引き抜いて外したら古いカートリッジを外して新しいカートリッジを取り付けるだけです。
工具も特別なものは必要なく、ドライバーやペンチがあれば作業することができます。
キッチンの水漏れは部品の劣化や破損といった原因がほとんどであり、自分で新しい部品に交換することで症状を改善することができます。
作業に自信があるならば自分で直してみてはいかがでしょうか。
ただし、場合によっては原因がわからない場合や作業が難しいものもあります。
このような場合には、専門的な知識がないと状態を悪化させてしまうこともありますので、業者さんに依頼することをおすすめします。